今回のテーマは、算数と数学の違いについてです。
私は算数は大好きですが、数学はそこそこです。
この違いは何から来るのでしょうか。
学生時代に、算数と数学の違いは答えがあるかないかだよ、と聞いたことがあるような気がしましたが、調べてみた結果全然違いました。(数学にも答えありますよね(笑))
このサイトがとても分かりやすかったので、引用しながら一緒に確認していきましょう!
算数と数学って何が違うの? 違いや考え方をわかりやすく紹介します | 学研オンエア (gakken.jp)
辞書で調べてみた違い
算数…数をかぞえること。計算すること。また、その結果得られた数。goo国語辞典
数学… 数量および空間図形の性質について研究する学問。算術・代数学・幾何学・解析学・微分学・積分学などの総称 goo国語辞典
辞書で調べた言葉の意味だけでもこれだけ違います。数学は専門的な用語がたくさん並んでいますね。
(研究って書いてありますもんね…!)
私は確かに計算が好きなので、この内容も納得です。計算は算数の分野なんですね!
また、算数の力は生きていくうえで最低限必要なものになりますが、数学の力は身近ではないということが分かります。
目的の違い
算数は、計算スキルを身につけるための教科です。その学習の目的は、日常生活で困らないような計算力を養うこと。ですから、扱う数は具体的で、生活に密着したものばかりです。
算数と数学って何が違うの? 違いや考え方をわかりやすく紹介します | 学研オンエア (gakken.jp)
算数と数学の目的の違いはやはり、「生活に使えるかどうか」のようです。
確かに、計算ができないと、お買い物などの日常生活で困りますが、微分積分ができなくても普段の生活で困らないですよね。
しかし、私の中では、中学受験で習う算数は日常生活に必要ないものも多いのではないか?と感じました。
例えば、時計算。
どんな問題かというと、こんな感じです。
問題 4時から5時の間で時計の長針と短針が重なるのは何分か。
答え 4時21と9/11分
どうですか?こんな問題が解けなくても、生活には困らないですよね?
でも確かに、計算力は鍛えられそうな問題ですし、生活で使う時計という身近なものを題材にしているあたりが算数といえる所以なんでしょうね。(こじつけかもしれませんが、、)
算数が得意でも数学が得意とは限らない
算数は生活に密着した問題が多く、数学は専門的で研究要素が強い科目であることが分かりました。
そのため、算数と数学は別物であり、算数が得意だからと言って数学が得意だとは限らないということが言えます。
つまり、小学校で算数が苦手だとしても、中学から挽回できる可能性があるということです。
しかし、中学受験においては算数が得意である方が良いです。
それは、中学受験で習う算数は、中学校で習う数学に近いからです。
え?算数と数学は違うっていう結論じゃないの?
と思われるかもしれませんが、中学で習う問題は、xやyなどの文字を使うのに対し、中学受験の算数ではこれを□で解いているだけで、実質数学の問題を解いているのと同じような問題が多いのです。
そのため中学受験生にとっては、算数が得意であれば中学に入ってからも数学が得意になれる可能性がとても高いです。
私自身も、中学受験の科目の中では算数が一番得意で、中学に入ってからも数学の点数が絶好調でした。
しかし転機は高校数学です。
高校数学は中学受験の算数では対応していない問題が多く、急に解けなくなってしまいました。
公式を覚えれば解けないこともないけれども、理解はしていない。
そんな感じで、私は数学が得意であるとは言えなくなりました。
小学校で習う算数は算数、中学受験で習う算数は算数と数学の狭間、中学数学は算数から数学への移行過程、高校数学は数学なのです。
まとめ
本日は算数と数学の違いをご紹介しました。
結論といたしましては、
- 算数と数学は辞書的な意味や、学ぶ目的が違う
- 小学校で算数が苦手でも、中学校で数学が得意になる可能性がある
- しかし、中学受験の算数は数学的要素も混ざっているため、中学受験の算数が得意であれば数学も得意になる可能性が高い
ということです。
ぜひ、一緒に中学受験の算数に対する苦手意識を無くしていきましょう!
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